リビング学習は本当におすすめ?
最近、やたらと「リビング学習でかしこくなる」とか、「リビング学習はおすすめ」というような言葉を耳にします。
でも、本当に「リビング学習」が一番子どもが勉強しやすい心地の良い環境なのでしょうか。
実際に小学2年生と6年生の我が子に試してみて、私が感じたことは、リビング学習に向いている子もいれば、自分の部屋で一人でじっくり取り組む方が好きな子もいるし、そのときの気分で勉強する場所を自分で選べることが一番だということです。
本や雑誌では、リビング学習のメリットは
- 子どもが質問したいときにすぐに質問できる
- 家族がいる安心感がある
- 子どもが集中して勉強できる
などをあげています。
しかし、実際に我が子二人がリビングで勉強したら、メリットとしてあげられていたことはデメリットに変換されてしまいました。
リビング学習のデメリットは、
- 家族がいると逆にプレッシャーを感じてしまうこともある
かえって見られているとか、勉強しないと注意されるなど、親からの圧を感じてしまう。特に繊細な子は、親のちょっとしたイライラなど敏感に感じて疲れてしまう気がします。
- 親が口出ししすぎる
勉強の様子が目につくだけに、姿勢が悪いとか、ここは間違ってるよとか、いらないことをついつい指摘してしまって、自立の妨げになっているような気しかしないです。
- 子どもが集中できない
特にうちの子どもたちに集中力が足りないのか?テレビがついたらすぐにテレビに引き寄せられるし、ついついおしゃべりに夢中になって勉強が進まないなんてこともしばしばです。兄弟がいるとなおさら、一人がゲームをしていると気になって勉強中断です。
- テーブルが散らかる
我が家ではダイニングテーブルで勉強しているので、必ずごはんの前には勉強セットを片付けないといけないし、食後はテーブルを拭いてからじゃないと勉強できません。
そんなこんなで、実際にリビング学習をしてみて、我が子には向いてないことがわかりました。二人とも自分の部屋がお気に入りで、最近は勉強する気になると、自分の部屋に行って勉強しています。親の目がないから勉強を怠けるとかは全くなくて、いつ入っても集中して机に向かっています。正直2年生でも一人で集中して勉強できることにびっくりです。
ただ、ずーっと自分の部屋で勉強しているかといったらそうではなく、メインは自室ですが、質問したいときはリビングに勉強セットを持ってきて、リビングで勉強したり、そのときにやりたい場所で勉強しています。
ぜひ、お子さんに合った勉強の環境を整えてあげてくださいね。